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この背景、イカの切り身みたい!
過去作品

[寂しい夜の詩]
ただ天井を見つめる夜
「傍にいてやるよ」
そう言って隣にいてくれたのに。
1人天井とにらめっこなんていやだ。
きれいに散らかった部屋で、寂しすぎて笑っちゃった。
誰か構ってよ〜… 
あぁ、夜は寂しいなぁ。


[飛び降りると楽しいよ]
さあみんなで飛び降りようか
一番元気がないあなたからいこう。
ほら、体が軽くなって体は僕の下にあるのに僕を見下ろせるでしょ?
あんまり仲が良くないキミは2番目にイッテネ。
ホラホラ、もう怖くなくなったデショ?
モウ会いたくナいオマエは3番目にいケ。
最後に背中をオしてもらえたダケ、カマッテもらってることにカンシャしてネ。
最後にボクもイクヨ。
マエに体重をかけテ、ホラモウ終ワッタ。ボクのカラダ、粉々ニ砕ケちゃっタ。イタくなかったヨ。


[世の中]
学校に行かなきゃ。
傷ついても苦しくても生きないと。
勉強しないと怒られちゃう。
家に帰らなきゃ。
上の人に従わないと見捨てられてしまう。
いらないものは捨てなきゃ。
個性も自我も殺して埋めて
全部隠してしまえばいい。
あれ、いらないものって僕の塊魂のことかな。
あーぁ、これで嫌われちゃったらどうしよう。
僕だって本当は好きなように生きたいの。
僕にも、自由と愛というものを教えて。
まだ大人に成りたくないよ。

[GAME OVER]
現実は辛いね。
なら夢の中に逃げてしまおう。
何でもできるね、楽しい。
現実なんてうるさい所はやだやだ。
辛い現実はもう見たくない。
寂しかったら現実に戻ればいいよ。
あれ、戻れない。息ができないよ。
温かい場所が待ってるのに。
何も見えなくなってしまった

[僕のおうち]
きれいな場所が好きだ。
きれいな音が聞こえて、心地よい。
生まれる前から知っていたような、懐かしい場所。
息が詰まるほど好きで、ずっとそこにいたい。
お母さんの音。
まだここに居たかったのに、何かが僕を追いかけて、挟まれて痛くても僕が落ちてても引きずり出されちゃった。
そのとき、みんな口を揃えて言ったよ。「楽しみにしてたのに」
そうか、僕はさっき砕け散った「   」の夢でしかなかったんだ。
壊されるだけの"物"としか思われてなくて、そのためだけに做られたんだ。
外の世界も、(お母さん)の顔も、見てみたかった。

[つい](前作ペア)
きれいな場所から今お前は出るんだよ?
外では、きれいな音は聞こえなくて辛いんだからね。
生まれる前から知ってたとお前が勘違いしてる懐かしい場所は今壊れる。
息が詰まってそのまま落ちな。
もうここには居られないよ。
夢を壊す道具でお前を引きちぎるよ。
偽物の「楽しみ」なんて一瞬で壊せるよ。
落ちていく夢に酔っている。
一瞬の快楽でできてしまったお前が憎いよ。
悲しいのなら、眠ってしまいな。
夢も愛も、溶かしてしまいたい。

[異常と正常]
下の階の人が僕を見下ろしている。
時計が壊れても時間は進む。
上の階の人が僕を見上げている。
突然家が空まで飛んでいって
月についたら
地球にいた。
街の人は皆虚ろな目で月を見つめるが
腹が切れそうなくらい笑ってしまった。
隣の姉さんまでけたけたと。
薬!薬…薬くれよ…

[もう一人の僕と君を溶かして]
世界なんて壊してしまいたい。
全部僕の言う通りにしてよ。
なんでいつも君は僕を止めるんだ?
そう思ってしまったって誰にも分からないんでしょ?
でも、一人でいるのは寂しいんだ。
本当はみんなと一緒にいたいのに、嫌われるのが怖くて一人になってしまう。
僕は悪いことしてない。
誰か一人は返事してよ!
…ごめんね、本当は強がりたかっただけなんだ。
君の残像を僕が握り潰すことができたらよかった。

[凍った心]
僕の心を見て。
理性が凍って、割れた隙間からはみ出た傷から、血液まで出できてしまった。
でも、心の裏で、凍ることができなかった理性が、静かに泣いている。
ある人は「助けて」ある人は「いっそこの痛みごと消えてしまいたい」と。
僕にも、君にも届くはずのない、誰も聞いたこともないような声で。

[吸って吐いて吸って嘆いて]
僕の耳を撫でる息の音が、
生きをしないでと声になっていない声で呟く。
くすぐったい耳をすり抜ける
君の声も黒く塗り潰されて。
僕の吐き出す苦しく生きるためだけの呼吸を
君が吸って咳き込んだ。
君の肺を僕が踏み潰したせいで
君の僕まで悲しいのかもしれない。

[君の目はいつも湿っている]
君が一粒落とす。
息をするように
君が一粒落とす。
どうしてかな?
少し強がってみて
君は二粒落とす。
僕にどうにかできないかな
そう思って、僕が君の心に3滴落としてみる。
君の心は、乾燥して割れてしまった。

[雨の上]
大きな空が泣いたから
その涙につられて
木の葉と電線も泣き出した。
ある人が泣いている木の下で
空が泣き止むまで待ってやろうと
そこで上を見ることなく
慰めていることを
僕は知ることもできない。

[ある日の思い出 その2 小説風]
僕より8つ上の姉から聞いた話。
遠い冬の日、その日は雪が降ってて薄暗かったらしい。
道に迷って辺りを歩き回っていたら、恐らくまだ齢2桁にもいっていないであろう幼い兄弟が二人でうずくまって寒がっていたらしい。
そのときは焦っていて話しかけることはできなかったが、もう大分弱ってぐったりしている弟の手を兄が握って、「僕が先に逝くまで、タヒぬんじゃない」
と言っていたと姉は言う。
それから姉は無事家に帰ることができて、次の日同じ場所に来てみたら兄は弟の手をしっかり握って、2人幸せそうに(逝)っていたんだって。
二人の上に積もった哀しみを払って、まだわずかに温かい二人の左の胸を撫でて帰ったと姉は話してくれた。
そうか、この二人も冬の哀しみに凍らされてしまったのだね。
そして、どこかの瞬間で命が凍ってしまったこの子たちも、昨日まで生きていたんだね。

[街の明かりに割り込まれた星]
地球は前から
ずっと泣いていた
みんなで傷つけあって、
一部の人だけが得しても
誰も悲しさに気づいていないから。
地球は今も
きっと泣いている
どこかで争っている人がいて、
この地球がどんどん壊されていっているから。
地球はこれからも
きっと泣き続けてしまう。
海面は昇り、街が消えていっても、
誰もその事実に気づくことはできないから。
いつかこの地球も沈んで、深海の都市になってしまおうと。
もう誰にも助けられなくなる前に、みんなが二酸化炭素を排出するのをやめて、酸素を使わないようにしたら
助かるはずないのに。
僕たち生き物は、また、くりかえすんだろうね。

[水を水で割ったワイン]2号のことです。(下ネタ)
僕が君の心に噛み付いた跡
一生消えることのない初体験。
真っ黒な君の心がこんなにも脆かったなんて!
嗚呼、必死になって心を黒くする君がかっこよくて大好きで!
その長ったらしい言葉の1つ1つを抱きしめていたいよ!
これからも元気でいてほしい!
君はあの子たちみたいに〇〇は出せないが、いつも〇〇を愛する君の発言が1つと残らず尊いから
そのけたたましくどかどかと流れる君の真っ青な生気と、僕の真っ赤な液で、染まりたいように塗り合わないか?
俯く心を溶かし合ってしまってもいいからさあ!
常連みたいに、ここから出ることはないよ?
ねー?他の人に取られないように、僕だけをみて、僕だけを愛して。
って、僕は自分の手を赤に染めたなんて、悲しい。

未来の私です。書くのを躊躇いました。
赤は自分の色なので、片思いということになります。つまり…?

[時限と震える君の手]
あの建物もこの建物も壊れたそのとき、時間が違ってもそこにあったことは変わらない。
人がいなくなっても、この世界で生きた事実は誰にも消すことはできない。
だったら、今持っている君の努力と愛を
僕がつかいきっても
この気持ちは消えない?
声の1つだって耳から抜けちゃいけないよ。

[何かを殺すことは生きること]
もし僕たちが動物だったらどうなるかな?
人間と称される生き物たちに、殺されるんだよ。
友達が急にいなくなったら、次は自分の番だなんて…
でも、これは生きるために必要なんだから、人間もだ〜れも悪くない。
今の僕たちは、当然のことをしてるだけだ。

[一瞬で雨が焼けて]
何十年も前の話。
ある夏の朝に努力を壊してたら
辺りが白くなって、影を残したまま、時計が朝5つの15で止まったんだとさ。
町の人はみんな石も拾わない間に
火に呑まれてしまった。
まだ必死に心を持っていても
7日もすればその蝋燭は白い蝋を残して溶けてしまうのに。
哀れな隣の違う人。命令に従って町に悲しみを1つ、投げてしまっただけで
町から笑顔が消えました。
熱くて何も見えなくて悲しくて怖くなって
深い闇のような水に飛び込み
なぜか溶けてしまった。
真っ黒い恐怖の塊が降ってきて
人々や町を真っ黒く染めてしまった。
喜ぶ隣の人、苦しむ僕らを知らないが
きっとみんな悲しんでいる。
そして、これを未来に伝えなければ
タイムスリップしてしまうのだろうね

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